一年半の駐妻生活を振り返る

NY生活

アメリカに来てから常に気持ちがジェットコースター。

調子が良いときは「ニューヨークで専業主婦が出来るなんて超ハッピー」と楽観的だけど、沈む時は、自分の存在意義を延々と考え出して塞ぎ込んでしまう。

今回はこの一年半の駐妻生活の間に感じた負の感情をつらつらと綴っていこうかなと思います。

辛かった時にスマホのメモに書き留めていた内容をオブラートに包んでまとめたものになります。

そういう内容苦手だよ。という方はそっと画面を閉じていただければと思います。

まあ、そんなに重くないとは思います!!

抜け出せない負の感情と焦り

来たばかりの頃は慣れない環境で必死でした。

IKEAの家具を組み立てたり、近所を散策したり、現地の情報収集をしたり、料理も今までしてこなかったので、いろんな事をやって刺激的な日々を過ごしておりました。

でも生活が慣れてきた頃、このままの生活していたら日本に帰った後やばいかも…と感じるようになり、怒涛のようにESLに通い始めました。1週間で3クラス掛け持ちしていた時も笑

しかし、一向に英語の上達が感じられない。ESLのクラスで「テストは出来るのに全然話せないね」なんて他の生徒に小馬鹿にされたこともありました。

またあるときは「MOMAとペアだと会話が進まないから組みたく無い」的な事を先生にこっそり伝えているのを偶然聞いてしまったりもしました。。

すごく悔しかったし、辛かったけど、愚痴をこぼせるほど仲の良い友達は周りにおらず。。

家に帰って話せばよかったのですが、夫は会社でもっと過酷な状況にあって、私の小さな苦労を軽々しく言えませんでした。恥ずかしい気持ちもありましたしね。

日本にいる友達にも愚痴るのは憚られました。時差もあるし向こうは働いていて忙しい。きっと愚痴ったとしてもみんな優しく慰めてくれただろうけど、

贅沢な悩みと思われてしまったらどうしようとも考え、当たり障りのない会話しかしませんでした。

正直、私自身、来る前は駐妻って楽しそうというイメージを持っていたので、周りの人にどう思われるか勝手に想像してしまって。。

皆それぞれに苦労がある、自分で解決しなきゃ。やらなきゃ成長しない。そう思って頑張ってみました。でもやっぱりなかなかうまく話せるようにならず、無力さに打ちひしがれる日々。

もうだめだ、と何度かクラスをサボりました。でもそうすると、ますます自分のダメさに沈んでいく。。

もう来て何ヶ月も経ったけど、自分何も進歩していない。来る前は、アメリカに住んでたら自然に話せるようになると思っていたのになあ。

 

たまに友達が遊びに来てくれるのは気分も上がるし、もちろん嬉しかったです。

しかし、一緒に観光してる時、全然店員さんとうまくコミュニケーションが取れなくて恥ずかしい思いを何度もしました。

加えて、何日も一緒にいると当然仕事の話にもなります。働き盛りの彼女たちの話を聞き、周りに取り残されていく気持ちがどんどん募っていきます。。

自分の意思で帯同を決めたけど、良い機会だと思ってきたのに、むしろスキルアップできる時間だとさえ思っていたのに、同世代に差をつけられている一方なんじゃないかと、毎回友達が帰った後、気持ちが沈みました。

このままじゃ帰れない!英語も出来るようにならなくて向こうで何してたの?となるのがこわくてプログラミングを勉強したりライティングを勉強したりしてみました。

でも、それらも続かず。。何か帰るまでに結果を出さなきゃと気持ちだけが焦っていきます。

アイデンティティ・クライシス

気持ちの落ち込む原因は、自分の成長のなさに加え、もう一つありました。

他の駐妻さんのブログを読んでこの言葉を知ったのですが、アイデンティティの喪失「アイデンティティ・クライシス」と言うようです。

働いていた時にはあった社会的ステータスがなくなり、気がつくと、◯◯さんの奥さんという存在でしかない自分がいました。

今私が存在する価値って夫一人のためだけなんだ。

ご飯作ったり、掃除したりしているけど、それって夫は一人暮らししていた時は自分で出来ていたわけだし、私って何のためにここにいるの…って。

 

ニューヨークは日本人が多いのでいろんなイベントや勉強会が開催されます。

そこに私も何度か参加したのですが、参加者は大企業の駐在員や現地採用のバリバリ系、実業家などエリート揃いで、自己紹介するときすごく萎縮しました。

専業主婦です、という方もたまにいたのですが、その方達も日本ではバリバリ働かれていた方ばかりでした。

皆ビジネスチャンスを広げようと、そういったイベントに集まるので、「私が行っても邪魔なだけだよな〜。」と思って数回で行くのを辞めてしまいました。

皆色々な事情があって海外に来ていますし、専業主婦に対してそこまでの偏見もないと思うのですが、気が引けてしまって。。

残りわずかのアメリカ生活

4月には帰国することが決まったので、ニューヨークでの生活も残りわずかとなりました。

相変わらず何も成長した気はしないのですが、最近では「思い出いっぱい作るぞ〜」と前向きな方向にシフトしてきました

(人はこれを開き直りと言う)

別に自分が思っているほど、周りは私に期待していないってことはわかっているんですが、自分がもともとプライド高い人間だし、

その割に自堕落な人間なので、無駄にストレスをかけてきたっていうのはありました。

 

音楽や美術やミュージカル、そして経済の中心と言われているニューヨークという土地柄か、ここに憧れと強い意志を持って住んでいる人が多くて、

そういう人と会うたびに、私はなんとなくここに住んでしまっていて、確固たる意志を持ってここに来ていない申し訳なさを感じました。

が、それと同時にそういう方々に憧れを持ちました。

流されるままに生きてきた部分があるので、「ちゃんと自分の人生を真剣に考えなきゃだめだ。目標を持たないとだめだ。」と気づかせてくれました。

駐妻生活は一人の時間が有り余るほどあって、死ぬほど自己対話することが出来ました。

自分の趣向がわかったし、今後なりたい姿も見えてきた気がします。大学生の頃の自己分析よりも自分の内面に目を向け、理解する良いきっかけに間違いなくなったと思います。

今後、運よく出産や子育てという機会に恵まれれば、好きな事を好きなだけやる時間を確保するのは難しいかもしれないけれど、

この1年半でおそらく自分が現状やりたいと思っていた事はやりきったので満足もしています。勉強関連もそうですが、クリアしてなかったゲームやったり、見たかったアニメ一気見したりとか。笑

「あの機会を生かせたなあ。」と思えるように、人生の再スタートを切りたいな〜と思っている所存です。

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